働き方
業務委託の求人を見ると、まず目に入るのは歩合率です。もちろん大事な数字ですが、実際に移ってみて感じたのは、歩合率だけ見て決めると「思っていた働き方と違う」が起こりやすいということでした。
この記事では、正社員から業務委託に移った私の体験と、契約前に必ず聞いておきたい「お金以外の条件」をまとめます。
いちばん大きかったのは、前の職場でのお金の面がかなりつらかったことです。そんなときに、先に業務委託で働いていた先輩に誘われました。
実際に働いている人から話を聞けたのは大きかったです。求人票だけではわからない現場の様子がわかったので、踏み出す決心がつきました。迷っているなら、すでに業務委託で働いている知り合いに一度話を聞いてみるのがおすすめです。
正直に言うと、手取りは増えました。そして働きやすさの面では、時間をかなり自由に使えるようになったのがいちばん大きな変化です。
ただ、これはあくまで私が選んだサロンの条件だったからです。業務委託やフリーランスと一口に言っても、材料を自分で用意するのか、集客を自分でするのかなど、中身はサロンによってまったく違います。契約方式による手取りの違いは、面貸しの契約4種類の記事で計算しています。
そしてもうひとつ、お金と同じくらい大事なのが、ここから書く「働き方の条件」です。
業務委託に移る理由が「時間を自由に使いたい」なら、特にこの3つは要確認です。ここを知らないまま契約すると、自分が想像していたものと変わってきてしまいます。
「月の売上◯万円以上」といったノルマが設定されているサロンもあります。あわせて、達成できなかったときにどうなるかも聞いておきましょう。歩合率が下がる、席代が上がるなど、ペナルティがついていることもあります。
業務委託は、本来は自分のペースで働ける形のはずです。ノルマが厳しいと、正社員時代と同じようなプレッシャーの中で働くことになりかねません。
「自由に働ける」と思って入ったら、実は月◯日以上は出勤と決まっていた、というケースがあります。
子どもの予定に合わせたい、ほかの仕事と両立したいなど、時間の自由さを求めて移るなら、ここがいちばん大事な条件かもしれません。出勤日を前もって申告する必要があるのか、急な休みは取れるのかもあわせて確認しておくと安心です。
業務委託は売上が収入に直結するので、予約のない時間の使い方も大切です。
このあたりのルールはサロンによってかなり違います。空き時間を自由に使えるかどうかで、同じ出勤日数でも働きやすさは大きく変わります。
歩合率は求人票に書いてありますが、ノルマ・最低出勤日数・空き時間の扱いは、聞かないとわからないことが多い条件です。面談のときに遠慮せず確認しておくのがおすすめです。
業務委託になると、確定申告は自分でやることになります。私が大変だったのは、領収書やお金の出入りを打ち込む作業でした。年末にまとめてやろうとすると本当に大変なので、日々こまめに入力しておくのがおすすめです。
逆に意外だったのは、車や携帯、家賃なども、仕事で使っている割合の分は経費にできることでした。経費の考え方と、実際にどれくらい税金が変わったかは経費の記事に詳しく書いています。
自分の条件で計算する 手取りシミュレータ 売上と歩合率、席代を入れると、サロンへの支払い・税金・社会保険を引いた手取りが出ます。正社員から移った場合に手元にいくら残るか、契約前の比較に使ってください。この記事は筆者個人の体験に基づくものです。業務委託の条件は地域やサロンによって大きく異なります。契約内容については、必ず事前にサロンへご確認ください。経費の扱いなど税金に関する個別の判断は、税理士または税務署にご確認ください。